診療案内Treat

生活習慣病

生活習慣病を中心とする内科診療全般の診療を行います。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病は、明らかな症状を認めないため、ついそのままにしてしまうことも多いですが、前もって治療を行うことにより、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などにかかるリスクを少しでも予防していくことが大切です。また、生活習慣の改善により、これら上記疾患自体の予防を目指していきます。

睡眠時無呼吸症候群

高血圧症や糖尿病の原因の一つとして、睡眠時無呼吸症候群が原因となっている場合があります。睡眠時無呼吸症候群とは、肥満やその他原因で、睡眠中に上気道が閉塞し、呼吸が一時的に止まってしまう疾患です。また、上気道の閉塞がなくても心不全などで睡眠中を中心に息が弱くなり、低酸素状態になることもあります。睡眠中の低酸素により、高血圧症や糖尿病、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなります

まずは、自宅でできる簡易検査を行い、睡眠時無呼吸症候群の可能性が疑われる場合に、脳波や心電図も含めた精密な睡眠時無呼吸検査を行います。自宅でできる簡易検査につきましては、希望日に当院から検査機器をお渡しし、当日検査や翌日の結果説明も可能です。
精密検査につきましては、近隣の医療機関に紹介の上で受けていただく他、検査業者と連携も取り自宅にて検査を受けることも可能です。

治療適応を満たす場合に持続陽圧換気療法（CPAP療法）という、睡眠中に上気道の閉塞を防ぐマスクを付けて呼吸を補助する治療を行います。 当院では、CPAP療法に対する継続的なフォローアップも行ってまいります。

長引く咳

咳症状は、感染症、アレルギーなど、様々な原因で発症し、しばしば症状が長引きます。 当院では、ていねいに問診を行なった上で、原因検索のために血液検査、痰培養検査、肺機能検査など、精密検査を行なっていきます。咳症状を引き起こす原因によって治療方法は異なり、問診や精密検査の結果から、原因に合わせた治療を行います。

慢性呼吸器疾患

喫煙を契機に肺気腫や気管支の炎症を引き起こす慢性閉塞性肺疾患（COPD）や、膠原病、感染症、薬剤などによって引き起こされる間質性肺炎は、徐々に進行し、症状に併せた内服や吸入治療が必要になります。また、これらの疾患により、細菌性肺炎などに罹りやすくなり、重症化するリスクも高くなります。日頃からのケアと必要時の酸素療法導入、肺がんリスクに対する注意深い観察を行ってまいります。

普段、労作時の呼吸困難が強いにも関わらず受診時の酸素濃度は良好なケースでは、歩行時のみ低酸素血症を認めている可能性が考えられます。歩行試験により歩行中の低酸素血症の有無を評価し、著明に認める場合は、在宅酸素療法の導入やフォローアップも行います。

がん緩和ケア

肺がんなどの悪性腫瘍と診断されますと、手術や抗癌剤、放射線治療などの治療と並行して、病気自体に対する症状や治療に伴う症状に対する緩和ケアが必要になります。他院でのこれらに治療と並行して、当院でも緩和ケアのお手伝いを行なってまいります。

当院では、緩和ケア病棟での診療経験を踏まえ、疼痛コントロールなどの症状緩和に対する薬物治療を中心に、在宅での療養をサポートいたします。

禁煙治療

喫煙により、肺気腫などの呼吸器疾患や、心筋梗塞や閉塞性動脈硬化症などの循環器疾患、脳血管疾患などの発症リスクが高くなります。意志だけでは禁煙が難しいことも多く、禁煙補助剤を使用した禁煙治療がございますので、お気軽にご相談ください。

当院では主にチャンピックスという内服薬を用いた禁煙補助剤を使用した治療を行っております。初回を含み計5回の受診をしながら、12週間の内服治療をていただきます。

3割負担にて計45000円程度の治療になりますが、1日1箱タバコを吸われている場合の費用が500円×30日×3か月で同程度になります。
内服により集中力の低下や食思不振を認めることがあり、これらに対する症状の軽減を図りながら、禁煙のお手伝いをいたします。

どうしても内服治療が難しい場合には、ニコチンパッチを用いた治療に切り替えることも可能です。

予防接種

インフルエンザや肺炎球菌ワクチンを接種することにより、これらの感染症にかかるリスクと重症化リスクを軽減することができます。

当院では、主に成人肺炎球菌ワクチン（ニューモバックス、プレベナー13）の接種と、小学生以上の方に対するインフルエンザワクチン接種を行っております。その他ワクチンにつきましても予約にて承っておりますので、お問い合わせ下さい。